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9月 暮らしの知恵 雑学

「放生会」なんて読む?意味は?子供に分かりやすく説明してみた

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皆さん「放生会」の読み方って分かりますか?
地域によってはお祭として行われているので、
逆に分からない人なんているの?と思うかもしれませんね。

一般的な読み方としては「ほうじょうえ」
福岡の方は「ほうじょうや」という読み方をされますね。

 読み方は理解できたけど、どういう意味をもっているのでしょう。
今回はそんな「放生会」の意味についてを分かりやすく説明します。

難しそうに感じるかもしれませんが、意外と身近なもの。
子供にも分かりやすく説明してあげられる様に「放生会」について学んでみましょう。

  

「放生会」意味は?何をする?


 簡単に言うと「放生会」とは魚や鳥といった生き物を野に放ち、
殺生を戒める宗教儀式です。

仏教の教えに基づいて行われる儀式で、
一見すると小難しい儀式と思われるかもしれません。
子供に仏教の話をしてもきっとちんぷんかんぷんですよね。

 子供に説明する場合には「いただきます」と一緒だと説明するといいかもしれません。
特に食事の場面に顕著ですが、人間は他の動植物の命を奪って生きています。

だから、食事の際には“その生命をいただく”という意味で、
「いただきます」と言う習慣が仏教の教えのひとつとして説明されているのです。

 古来よりそういった生きる上で仕方のない殺生がある事は理解されており、
「放生会」は奪った命の成仏を願って行われる儀式。

普段食事の際に言っている「いただきます」ですが、
その意味の深さに対して言葉が軽くなっているかもしれませんね。

また仏教においては「輪廻転生」や「因果応報」の考え方もあります。
前世の罪を現世で償う、前世で徳を積めば現世で幸福になれるという考え方です。

そういった考え方もあり、
自分でお金を出して魚や鳥を買って野に放つ儀式である「放生会」を行い
功徳を積むという儀式へと趣旨が変化しています。

お祭の「放生会」?どこ?


 仏教の儀式である「放生会」ですが、お祭りとしても有名です。
一番有名なのは、福岡県 筥崎宮において行われる「放生会詣り」。

毎年9月12~18日、7日間行なわれています。
「全ての生命あるものを慈しみ、秋の実りに感謝する」お祭りであり、
「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という御神託を起源としています。

 日本においては7世紀頃から行われている歴史ある「放生会」ですが、
筥崎宮におけるお祭りも千年以上も続く歴史ある行事。

期間中は参道になんと約500軒もの露天が連なり、
100万人もの参拝客が訪れる非常に賑うお祭となっています。

 それ以外の地域でも放生会は行われており、
京都の石清水八幡宮、神奈川の鶴岡八幡宮などが有名です。

他の地域でもお祭の際には、
金魚すくいや亀が売っているのは頻繁に目にしますよね。

実はあのメジャーな露天も「放生会」に由来すると言われています。
捕らえた亀や魚を寺や神社の池に解き放って自由にしてあげる事が前提にあり、
亀を縁日で売る由来は、亀を一度買って池に放つという意味合いも含まれているそうです。

現在は池への放流禁止している神社仏閣もあるので注意が必要ですが、
よく池がある理由や金魚や亀を縁日で売られる理由の一つに「放生会」があると思うと
思ったよりも身近な行事に感じてもらえるのではないでしょうか。

世界にもあるの?国はどこ?


 もちろん仏教の教えを守る国は日本以外にも存在します。
カンボジアやタイ、ラオスに観光に行かれるとよく見られる光景です。

観光で寺院周辺や境内でかごに入った小鳥を売る光景に驚く観光客も多いです。
初めは食用かと驚かれるかもしれませんが、もちろん「放鳥用」。

 よく見られる鳥の種類としてはスズメやツバメなど。
普段から私たちがよく見かける小鳥が売られています。

その鳥を買って空に放つことで、「得を積む」ことになります。
余談ですが、スズメよりツバメの方が値段も高く、高い得を積めるのだとか…。

まとめ


 難しい儀式に思われがちですが、意外と身近な意味をもつ「放生会」。
普段から命の大切さを忘れずに生活して行きたいものですね。

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