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小春日和っていつのこと?意味や使い方は?逆の日はなんて言うの?

投稿日:2018年7月2日 更新日:

 春の晴れた暖かい日差しの日は小春日和だなぁと感じますね。
もしかしたら口に出した事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実はこれ間違った使い方なんです。

だって春って言葉が入っているのに春に使って間違いってる!と言われても、
正直何が間違っているのか意味が分かりませんよね。
私も意味を知らずに使って恥ずかしい思いをした事があります。

じゃあいつ使う言葉なのか、春に使う言葉じゃないのは何故なのか不思議ですよね。
今回はそんな「小春日和」という言葉を勉強してみましょう。

  

「小春日和」はいつの事?意味は?

 では「小春日和」はいつの事を指す言葉かというと、
旧暦の10月を指す言葉なんです。現在の新暦でいうと11月頃。

季節的には全然春とは関係が無いと思いますよね。
「小春」というのは晩秋から冬に使われる季語なんです。

秋から冬へ季節が移ろう時期に、
移動性高気圧の影響で春のような穏やかな陽気が続く事があります。
そんな時に春みたいだという事で「小春日和」という言葉ができました。

 だから意味としては「まるで春みたい」という言葉なので、
実際の春に使うと使い方としてはおかしくなってしまうんですね。

 山口百恵さんの『秋桜』という歌はご存知の方も多いと思います。
歌詞に「こんな小春日和の穏やかな日は~」とありますよね。
秋桜(コスモス)は秋なのに「小春日和」?と思っていた方、これで謎が解けたと思います。

「小春日和」の使い方

 使う時期や意味が分かった「小春日和」、
せっかく覚えた言葉なら使ってみたくなりますよね?

 先程も述べた通り、「小春日和」は冬の季語です。
なので手紙やメールでの季節の挨拶はもちろん俳句の季語として使えます。

季節の挨拶として使うならば11月頃がベストでしょう。
書き出しに「小春日和の頃、貴社ますます~」と始めれば、
先方へ流石分かっているなぁという印象を与えられるかもしれませんね。

 俳句としては冬の季語として使われる「小春日和」ですが、
「小春」や「小春日」として用いられる事が多い様です。

また他にも「小春」の付く言葉は多くあります。
小春空、小春凪、小春風などがあり、全て意味合いとしては同じ「小春日和」を指す言葉です。
確かに「小春日和」の6文字は俳句で使うのはなかなか難しそうです。

逆の言葉はあるの?

 今まで間違って使っていた方は、
じゃあ今までの使い方で使える言葉は何かが気になりますよね。

冬から春に向けて暖かな日差しとなって来た春の日は、
単純に「春日和」というのが正しいそうです。

では「小春日和」に対義語は存在しているのかというと、
実は明確に対義語に当たる言葉というのは存在しないそうです。

意味合いを考えると反対の意味になるので、
「寒の戻り」や「花冷え」がそれに当たるのではないでしょうか。

まとめ

「小春日和」という言葉は吉田兼好の『徒然草』においても、
植物が春と勘違いしてつぼみを膨らませてしまう気候の表現として用いられています。

 四季折々で季節を表す言葉がある日本ですが、
秋から冬にかけての季節にも「春」を見出す所に日本人のいじらしさを感じます。

昔も今も冬前の少し穏やかな陽気になる「小春」に心和ませていたのかもしれません。
春ではない季節にも春を感じて言葉として使ってしまうほどに、昔の冬は厳しい季節だったのでしょう。
きっと冬はじっと耐え忍ぶ季節でもあったので、開放的な春を今の私達以上に心待ちにしていたのかもしれません。

なかなか使わない「小春日和」という言葉ではありますが、
日本人が季節の移ろいを細やかに感じ取っていた事を表す言葉でもあります。

 きちんとした意味や使い方が分かったら、ぜひ使って見て下さい。
自分が口にしたり、書いた言葉から季節が感じられるのも日本語の素敵な所ですね。

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