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年間行事 雑学 3月 5月

三社祭(さんじゃまつり)の三社って?なぜ江戸時代から始まった?

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江戸っ子のお祭好きは有名な話です。
その遺伝子が根付いているせいか、今でも日本人はお祭好きなのかもしれません。

まだまだ江戸っ子気質が残る東京において有名な「三社祭」
名前は聞いた事あっても「三社」とは何を指しているのでしょうか。

 また何の神様を祀っており、どんな由来があるのでしょうか。
今回はそんな「三社祭」について調べてみました。

伝統のある「三社祭」ですが、
その由来や「三社」の意味はなかなかユニークですよ。

  

三社祭(さんじゃまつり)の三社って?


 名前にも入っている「三社」とは何かというと、
三人の漁師を表す言葉です。

「三社祭」が行われる浅草神社は,
浅草寺創建伝承に語られる観音菩薩像を隅田川から引き上げた三人の漁師を祭神としています。

土師中知命(ハジノマツチノミコト)、
檜前浜成 命(ヒノクマハマナリノミコト)、
檜前竹成命(ヒノクマタケナリノミコト)

この三人を合わせて「三社さま」として祀っているのです。

 浄瑠璃の一種である清元において「三社祭」という演目において冒頭、

「弥生半ばの花の雲、鐘は上野か浅草の、
利生は深き宮戸川、誓ひの網の古へや、三社祭の氏子や」

と歌われています。

「弥生半」は陰暦三月中頃、三社祭の行われる時期を表しています。
「花の雲鐘は上野か浅草か」は松尾芭蕉の有名な俳句を使っています。

「花の雲」は山全体を雲のように白くおおった桜の花の比喩であり、
上野の寛永寺(かんえいじ)または浅草の浅草寺(せんそうじ)どこからか鐘の音が響いている様子を歌っています。

「浅草の利生は深き」とは浅草寺の御利益の深さと「深き宮戸川」で隅田川の深さを表しています。
隅田川から観音像を引き上げた事が由来となっている三社祭ですので、確かにご利益も深そうですね。

いつからある?江戸時代から始まった?


 江戸っ子によって始まったお祭かと思いきや、
その歴史は古く始まりは1372年(西暦628年)と言われています。

先ほどの「三社さま」が3月18 日に観音像を引き上げます
その後、天から長さ百尺ばかりの金鱗の龍が下り、歓喜勇躍。
三日三晩お堂の周りを回ってお守りし、その際に千株の松が生じたと言われており、
これが浅草寺の山号(金龍山)の由来となっています。

 江戸といえば江戸三大祭りが代表的ですが、
山王祭・神田祭、残る一つは深川八幡祭りと三社祭が争っています

ただ残念ながら江戸時代から謳われている江戸の大きな祭りを謳った狂歌、
「神輿深川(深川祭)、山車神田(神田祭)、だだっぴろいは山王様(山王祭)」
の謳われている事もあり深川八幡祭りが三大祭りとして認知されています。

どんなお祭?いつあるの?


 東京都台東区の浅草寺境内に隣接する浅草神社の例祭である「三社祭」。
喧嘩神輿で有名で、荒々しくも勇壮な姿が見所となっています。

「弥生半」と言われているように、本来は3月に行われており。
3月17日、18日にお祭が行われていました。

1872年からは5月17日、18日に行われるようになり、
現在では5月の第3週の金~日曜日にかけて行われています。

 神輿以外の見所としては「びんざさら舞」という田楽舞。
東京都無形民俗文化財にも指定されており、田植え行事が芸能として昇華されたものです。

紅白の紙を撒き散らしては籾撒きに見立て、楽器である編木(ささら)で音を奏でます。
それによって五穀豊穣や悪霊退散を願う神事となっています。

まとめ


 下町浅草が一番活気づくともいわれる「三社祭」、東京の初夏を表す風物詩ともなっています。
現在3基ある神輿にはそれぞれ3人の「三社さま」の御神霊を移します

神輿が練り歩く際には、地元民は「三社さま」を見下ろさないように注意するそうです。
町民のお祭として地元で愛されている伝統あるお祭だという事が分かりますね。

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